当店でも人気のかもしか道具店のご飯が美味しく炊けるごはん鍋。
どうしてこのお鍋で美味しいご飯が炊けるのか?
その秘密を探るべく、三重県菰野町にある かもしか道具店さんのファクトリーまで伺って見学させていただきました!

のどかな田園風景の中に建つ かもしか道具店の直営店舗。
ここから徒歩10分ほどのところにファクトリーがあります。
(手前に見えるのは大豆畑。枯れているわけではなく、豆を乾燥させています。)
萬古焼(ばんこやき)
かもしか道具店のアイテムは「萬古焼」と呼ばれる陶器で出来ています。
その歴史は江戸時代頃から始まりました。
萬古には時代が移り変わっても変わらない価値を持ったもの、という意味が込められているそうです。
特に耐熱陶器として優れており、丈夫な作りが特徴となっています。

ごはんの鍋ができるまで
かもしか道具店のごはん鍋は、ろくろを使って形を作るのではなく、石膏でできた型に土を入れて作られます。
そのため、形にブレが少なく、均一に作ることが出来ます。


型から出したばかりの鍋(右)には溝や取手などはまだ何もない状態。
これを職人さんが一つ一つ削り、ごはんの鍋の形を作っていきます。


陶器の色を決める釉薬(ゆうやく)をつける作業も一つ一つ手作業です。

いくつもの丁寧な手作業の工程を経て、焼き上げられます。

製造工程を見学してわかったのが、1つの鍋が出来上がるまでに多くの手間がかけられ、人の手を介してとても丁寧に作られていること。
ひとつひとつの鍋に対して職人さんが微調整を行い、その姿からは、「良いものを作りたい」という強い想いが伝わってきました。
次回は、美味しくごはんを炊くコツをご紹介したいと思います!